サムライスピリッツ斬紅郎無双剣 基本動作解説
このページでは、移動や攻撃・防御など斬紅郎無双剣の基本的な動作を解説します。じりじり歩いて間合いを調節し、斬り技で立ち合う……基本的な動作が後々まで重要となる本作。しっかりカラダに馴染ませておきましょう。
基本動作一覧
- 図はアーケード版をイメージしたものです。コントローラーの形態やボタン配置はプレイ環境により異なります。
- コマンドは自キャラクターが右を向いているときのものです。左を向いているときには左右逆に入力してください。
【移動&防御系】 方向入力による基本動作
前進・後退 | → or ← |
しゃがみ | ↙ or ↓ or ↘ |
ジャンプ | ↖ or ↑ or ↗ |
ガード | 後ろ方向入力中に攻撃を受ける(立ち・しゃがみ・空中) |
踏み込み | 素早く→→ |
退き込み | 素早く←← |
移動起き上がり | ダウン状態から起き上がるときに← or → |
【攻撃系】 ボタンによる基本動作
斬り技 | A or B or Cボタン |
蹴り技 | Dボタン |
防御不能技 | 踏み込み中にCボタン |
防御崩し | 接近して→+C(突き飛ばし) or ←+C(引っ張り) |
【移動&防御系】方向入力による基本動作
前進・後退:→ or ←
入力した方向に歩いて移動します。入力を続けると歩き続けます。
基本中の基本ながら重要な行動です。双方が闘いやすい間合いを探ることから対戦が始まると言っても過言ではありません。サムライらしくジリジリと間合いを調節していきましょう。相手への接近も歩きが基本になります。
しゃがみ:↙ or ↓ or ↘
しゃがんで姿勢を低くします。入力を続けるとしゃがみ続けます。
姿勢を低くするだけでなく「その場にとどまる」という意味でも便利な行動。とくに↙方向(斜め後ろ)なら後述する「しゃがみガード」を兼ねているため安心できます。慌てず、落ち着いて様子を見ていきましょう。
ジャンプ:↖ or ↑ or ↗
入力した方向に高く跳びます。飛距離や高さなど、まずは自分の使うキャラクターの使用感をつかんでおきましょう。
主な用途は奇襲や緊急回避。一気に居場所を変えられる反面、軌道や速度がキャラごとに決まっているため対処されやすいという欠点も。乱発せず要所要所で使えると上達できます。
ちなみに方向入力↑で真上に跳ぶことを「垂直ジャンプ」、↖方向や↗方向では「斜めジャンプ」というので覚えておきましょう(斜めジャンプをさらに前ジャンプや後ろジャンプということも)。
ジャンプ中にボタンを押すとボタンに対応した「ジャンプ攻撃」がでます。
ガード:後ろ方向入力中に攻撃を受ける
後ろ方向(=相手と反対側)に入力した状態で相手の攻撃を受けると防御動作をとります。ガードに成功すればダメージを受けません。ただし「必殺技」をガードしたとき、および素手状態で相手の武器攻撃をガードしたときには僅かにダメージを受けます(「削り」といいます)。
斬紅郎無双剣のガードには「立ち」・「しゃがみ」・「空中」の3種類があります。
立ちガード:方向入力 ← で攻撃を受ける
後ろ方向入力中に相手の攻撃を受けると「立ちガード」となります。立ちガードでは足元を狙う「下段攻撃」は防げません。
しゃがみガード:方向入力 ↙ で攻撃を受ける
しゃがんで防御します。立ちガードで防げない「下段攻撃」も防げるかわりに、ジャンプ攻撃など頭を狙う「中段攻撃」が防げません。とはいえ「中段攻撃」は種類が限られており、基本はしゃがみガード主体でOKです。
上下のガードの使い分けは、2D格闘ゲーム初心者が最初に戸惑うポイントのひとつ。はじめのうちは、なるべく↙(右向き時)に入れつつ闘って、相手が上から来たときだけ←で受け止める……という意識で練習するとよいでしょう。
足元を狙うのが「下段」、しゃがんだ頭を狙うのが「中段」ということで、では「上段」はないのかというと、あります。2D格闘ゲームでは「上段攻撃」という言葉は「下段でも中段でもないふつうの攻撃」を指して使われます。ちょっとヘンですが、そういうものだと思ってください。3D格闘ゲームでは、しゃがみ状態に空振りする技を指していたのでまさしく「上段」でしたが、2Dではちょっと違う意味になりました。これもひとつの文化の歴史。
空中ガード:ジャンプ中に方向入力 ↖ or ← or ↙で攻撃を受ける
空中で防御します。移動と防御を兼ねる、斬紅郎無双剣においてとくに有効なシステムのひとつ。ジャンプの危険性を大幅に軽減してくれます。ジャンプ中はなるべく後ろ入力するクセをつけておきましょう。
もちろん万能ではなく、「地上技」(地に足が着いている技のこと)の大半は防げません。基本的には空中戦で活躍すると考えてください。
ジャンプ中、先に「ジャンプ攻撃」を使ってしまうと、その回のジャンプでは空中ガードを使用できなくなります。攻撃は防御と引き換え……と考えると覚えやすいでしょう。逆に、空中ガードしてから攻撃することはできます。
踏み込み:素早く→→
相手の懐に潜り込み奇襲をかけます。いわゆるダッシュ。2回目の→を入れっぱなしにすると走り続けます。入力をやめるか、後ろ方向に入れる、または相手に接触することで止まります。
サムスピシリーズの特徴のひとつともいえる代表的なシステムで、立ち合いの流れを変えるため多用される行動です。スピード感があるためプレッシャーをかけやすく、上手く使えば相手に何らかの対処を迫ることができるでしょう。
ダッシュ中にボタンを押すとボタンに対応した「踏み込み攻撃」を出すこともできます。
後ろ方向に入れて止まると、普通に止まったときよりも若干ながら隙が少なくなります(踏み込み急停止)。最初のうちはあまり意識する必要は無いですが、ゲームに慣れたら試してみましょう。動きの幅が広がります。
退き込み:素早く←←
跳び退いて素早く間合いを離します。いわゆるバックステップ。緊急回避に便利な行動ですが動作中は無防備。読まれて狙い撃ちされないように注意。
なお動作中は空中にいる扱いになるので一部の空中必殺技を出すことができます。対応する技を持っているキャラなら活用してみましょう。
移動起き上がり:ダウン状態から起き上がるときに← or →
起き上がるとき左右方向に入れているとその方向に移動してから起き上がります。動作中は完全無敵状態で特にリスクはないので望みの位置に移動するのに使いましょう。
何も入力しないか、真上など無関係な場所に入力すると移動せずその場で起き上がります。こちらも特にリスクはないので適宜使い分けていきましょう。
【攻撃系】ボタンによる基本動作
斬り技:A or B or Cボタン
武器を用いた攻撃。Aで弱斬り、Bで中斬り、Cで強斬り。小斬り・中斬り・大斬りと言うことも。このへんはお好みで(当サイトでは小中大表記が多いです)。
立ち・しゃがみなど自分の姿勢や、相手との位置関係によって技が変化するため、多彩な攻撃を行うことができます。格闘ゲームの楽しさのひとつ。もちろん最初からすべてを使いこなす必要はありません。「相手の近くではこれ」「ジャンプで跳び込むときはこれ」など状況ごとに使いやすい技を探すのが勝利への第一歩。
ちなみに、このように単純なボタンのみで出せる攻撃を総称して「基本技」または「通常技」というのでこの機会に覚えておきましょう(その反対が「必殺技」・「特殊技」)。
武器を落として素手状態になると、どのボタンでも威力が低い「素手攻撃」となります。
技の変化 | イメージ | 説明 |
遠距離立ち | 相手と遠く、立っているときに出る技。小斬りや中斬りでは相手の動きを抑える「牽制」に向いた技が多く、立ち回りの基軸になりやすい。大斬りでは、まさにサムスピ! という感じのチカラ強くてカッコイイ技が多い。有名な覇王丸の「斬鉄閃」もここ。 | |
近距離立ち | 相手の近くで立っているときに出る技。小斬りでは相手を押さえつけるような技が多い。中斬りは(天草・斬紅郎を除く)ほとんどのキャラで「キャンセル」がかかりコンボの起点になる(キャンセルやコンボについては「コレだけ! ド定番連続技ガイド」のページを読んでね)。大斬りは咄嗟にダメージを奪いたいときに。 | |
遠距離しゃがみ | キャラにより色々な技が出るが、おおむね遠距離立ちと似た傾向。相手の足元を狙う下段攻撃になるキャラも。 | |
近距離しゃがみ | やはりキャラにより様々ながら、近距離立ちと似た傾向。しゃがみ攻撃は遠近の区別がないものも多い。 | |
ジャンプ | ジャンプ中に攻撃ボタン。攻めに守りに使う機会が多いので、まずは自分が使いやすいものを探しておこう。「下方向に強い」「横に長い」など技によって得意分野が異なるので、使い分けできるとさらに上達できる。垂直ジャンプと斜めジャンプで別の技になるものも。 | |
踏み込み | ダッシュ中に攻撃ボタン。個性的でクセのある技が多いためゲームに慣れたら取り入れていこう。踏み込み大斬りは全キャラ共通システムの「防御不能技」が出る(後述)。 |
ドット絵イラスト:さりぴ
蹴り技:Dボタン
脚を使った攻撃。
まず斬り技と同じ「立ち・しゃがみ・ジャンプ・踏み込み」の4種類(遠近の違いは無し)。加えて↘+Dで「足払い」・→+Dで「下段狙い攻撃」という技を使うことができます。少しややこしいですが「前で変化する」と覚えればオッケー。
接近戦で役立つしゃがみD、俗称「小足」を筆頭に、キャラごとに便利な技があるのでぜひ探してみましょう。基本的にしゃがみD・↘+D・→+Dは下段攻撃(立ちガードで防げない攻撃)となりますがキャラによって例外も(→+Dで跳び上がるナコルルなど)。サムライスピリッツにおける蹴り技は、地味ながらも動きの幅を広げてくれる重要な存在。ゲームに慣れたら色々試してみましょう。
技の変化 | イメージ | 説明 |
牽制攻撃(しゃがみD) | ↙または↓に入れた状態でDボタン。いわゆる「小足」(こあし・しょうあし)、斬紅郎無双剣の重要システムのひとつといえる技。ほとんどのキャラで接近戦の主軸になり、使うことも使われることも多いのでぜひ覚えよう。 | |
足払い(↘+D) | ↘に入れてDボタン。相手を転ばせる、長めの足払いやスライディングを繰り出す。他のゲームで言うところの「大足」に相当する技。キャラにもよるが、主に中間距離でのアクセント的に使われることが多い。 | |
上段蹴り(立ちD) | 立ち状態でDボタン。キャラによって様々な蹴り技を繰り出す。使いこなすと動きが豊かになるかも。 | |
下段狙い攻撃(→+D) | 名前的にはローキックなど相手の足元を蹴る技を繰り出すシステム……なのだが、キャラによって跳び上がる蹴りやスライディングなど様々な技に充てられていて個性豊か。覇王丸や閑丸などはとても使いやすい模範的なローキックが出る。 | |
跳び蹴り(ジャンプD) | ジャンプ中にD。大斬りより威力は低いが、出るのが速かったり、相手の技に打ち勝ちやすいものが多い。ジャンプ小斬りやジャンプ中斬りと併せてバリエーションとして取り入れていこう。 | |
踏み込み蹴り(ダッシュD) | ダッシュ中にD。傾向は足払い(↘+D)に似ている。相手を転ばせるスライディング系の技が出る。めり込むと危険なことが多いのでゲームに慣れたら試してみよう。 |
ドット絵イラスト:さりぴ
防御不能技:踏み込み中にCボタン
斬り技のうち、踏み込み大斬り(ダッシュC)は全キャラ共通で「防御不能技」となります。その名のとおりガードができない、いわゆるガード不能技。
出るのが遅く見切られやすいのが難点ですが忘れた頃に出せば奇襲になるかも。守りを崩す手段のひとつとして覚えておきましょう。
防御崩し:接近して→+C(突き飛ばし) or ←+C(引っ張り)
相手をつかむ、いわゆる「投げ技」。格闘ゲームのお約束、ガードできない攻撃手段。
前に投げるのが「突き飛ばし」で後ろに投げるのが「引っ張り」。これ自体にダメージはなく、よろけた相手に自分で追撃をおこなうことではじめてダメージを与えられます。追撃は慣れないと少々難しいですが、まずは単発の中斬りや大斬りだけでも入れられるように練習しましょう。
なお、このように共通システムとしての投げ技を総称して「通常投げ」や単に「投げ」といいます。ナコルルや半蔵などが持っている必殺技としての投げは「コマンド投げ」と呼ばれます。