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サムライスピリッツ斬紅郎無双剣 特殊動作解説

このページでは斬紅郎無双剣に固有の共通システムを解説します。とくに「見切り(A+B同時押し)」は超重要なので斬紅郎無双剣を遊ぶならぜひ覚えましょう!

特殊動作一覧

8方向レバーとABCDボタンを使用します。

  • 図はアーケード版をイメージしたものです。コントローラーの形態やボタン配置はプレイ環境により異なります。
  • コマンドは自キャラクターが右を向いているときのものです。左を向いているときには左右逆に入力してください。
見切り A+B同時押し
回り込み 接近してA+B同時押し
不意打ち B+C同時押し
当て身 武器あり状態で←↙↓↘→
真剣白羽取り 素手状態で←↙↓↘→
鍔迫り合い 相手と武器攻撃がかち合う or 踏み込みでぶつかり合う
武器拾い 素手状態で武器の上に立ってボタンどれか押す
怒りゲージ溜め A+B+Cボタンを同時に押し続ける
武器飛ばし必殺技 怒り頂点中にキャラクター固有のコマンド

特殊動作解説

見切り:A+B同時押し

その場でさっと身をかわします。「避け」とも呼ばれます。

斬紅郎無双剣の超重要システムです。発動から終了まで全身無敵状態で、投げ技を含めたあらゆる攻撃を回避できるうえ動作後の隙も一切ないというめちゃくちゃ強力な防御行動です。

斬サム初心者さんは「危ないと思ったらAB!」をまず覚えましょう。←や↙に入力中でもかまわないので、これなら失敗してもガードになります。ボタンだけでとっさに無敵になれることから、かつてあるシューティングゲーマーがこれを「無限ボム」と言ったとか。名言!

なお一度使用すると一定時間経過するまで再使用できないためコレだけを連発してずっと無敵でいることはできません(再使用不可時間は9フレーム=60分の9秒)。

回り込み:接近してA+B同時押し

相手の背後に素早く回り込みます。

主な用途は奇襲・攪乱。動きが素早く見た目にわかりづらいうえ、うまく相手の攻撃に合わせればそのまま隙に攻撃が狙えることも。接近戦での攻め手として積極的に使えます。

出し方に少々コツがあり、相手に接近した状態かつ、ニュートラル(中立)または前方入力中じゃないと出ないので注意。後ろ側に入ってしまうと避けになってしまい回り込みは出せません。これは逆に言えば「回り込みが出る間合いでも← or ↙を入れれば避けを使える」(出し分けできる)ということ。接近戦で避けを使いたい場面は必ず出てくるので覚えておきましょう。

背後を取られた側はレバーを相手方向に入れれば振り向くことができます(もちろん技の隙など動けない状態では振り向けません)。接近戦では相手の回り込みに注意しましょう。

不意打ち:B+C同時押し

小さく跳び上がって攻撃します。いわゆるリープアタック。

ジャンプ攻撃と同様しゃがみガードができない「中段攻撃」です。攻撃が出るのも速く忘れた頃の崩し手段として有用。跳び上がるので足元への攻撃をかわしつつ攻撃することもできます。

隙の大きさがキャラクターにより千差万別で、破沙羅のように隙なく積極的に使えるキャラも一部にいるものの、ほとんどの場合ガードされたり立ち状態にヒットしたりすると反撃を受けるので多用は禁物。

なおインストラクションカード(説明書)などで「→+BC」と表記されることがありますが→入力は必要ありません。

当て身:武器あり状態で←↙↓↘→

またの名を「弾き返し」。後ろから前方へ半回転を入力するとキャラクターが武器を構える動作をし(ボタンは不要)、ここに相手の攻撃を受けると見事! 弾き返して大きな隙を与えます。状況次第では強力な反撃が狙えることも。地味ながら有効な防御手段なので忘れずに活用しましょう。

弾ける攻撃は原則として「地上の武器攻撃のうち、足元を狙うもの・柄などで殴るもの以外」となっています(一部例外あり)。牽制用の立ち斬り技などが狙い目。相手の主要技を知り、動きを読みましょう。

なお、じつは最後の→入力は必要ありません(←↙↓↘までで出る)。

「当て身」問題

格闘ゲーム用語としての「当て身」という言葉、相手の攻撃を受け止める技の総称として令和の世も根強く使われ続けていますが、本来は急所への打撃技等を意味し「受け」の意味合いはとくになく、誤用の定着といえるものです。1991年稼働の『餓狼伝説』においてラスボスのギース・ハワードが使用した「当て身投げ」を発端とする説が有力で、その斬新さから「相手の攻撃を受け止める=当て身」という誤解が巷に広まり、本作のようにオフィシャルに誤用される例まで生まれました。パイオニアとしてのギースの影響がいかに大きかったかを伺わせるエピソードです。

真剣白羽取り:素手状態で←↙↓↘→

簡単にいえば弾き返しの素手版。成功すると相手の武器を飛ばしつつ蹴飛ばしてダウンさせます(ダメージ無し)。ピンチを脱しつつ一発逆転のチャンス。素手になったら忘れず狙いましょう。戦況を一変させられるかも。

弾き返しと同様、最後の→入力は必要ありません。

鍔迫り合い:相手と武器攻撃がかち合う or 踏み込みがぶつかり合う

ボタン連打のチカラ比べが発動し、敗れたほうが武器を飛ばされ素手になってしまうシリーズ伝統のシステム。

武器を失うと素手状態になり、武器攻撃が威力の低いパンチ攻撃になってしまうほか斬り攻撃をガードしても体力を僅かに削られてしまうようになります。これもシリーズ伝統です。

斬紅郎無双剣では鍔迫り合いの前に一定条件で「睨み合い」という両者がグルグルと回転する演出が入ります。心の準備がしやすい以外に特に意味はないですがなんともカッコイイ。

余談ながらサムスピシリーズにおいて「武器をわざと拾わせるかどうか」は作品ごとの文化や時代・プレイヤー層などによって異なります。本作の近年のシーンでは拾わせずに試合を継続することが多いようです。

武器拾い:素手状態で武器の上に立ってボタンどれか押す

落とした武器を拾います。武器とキャラのグラフィックの中心をうまく重ねるのがコツ。

斬紅郎無双剣での特徴はA~D全てのボタンが対応して(しまって)いること。武器の上にいると蹴りや避けなども含めたボタンを使うあらゆる行動が封じられてしまうので、注意しましょう。

怒りゲージ溜め:A+B+Cボタンを同時に押し続ける

怒りゲージを自ら上昇させます。なぜ怒りが自分で溜められるのかツッコんではいけない。腹が立ったことを思い出しているのでしょうか。

じつは怒り溜めで怒りMAXにした場合、普通にダメージで怒ったときより攻撃力増加率が低くなるデメリットが。基本的にゲージ溜めはMAX直前までにしておいたほうがお得です。

武器飛ばし必殺技:怒り頂点中にキャラクター固有のコマンド

怒りゲージがMAXのときのみ使える超必殺技。コマンドはキャラクターにより異なります(キャラクターとコマンドリストのページを参照)。

威力が高いだけでなく、ヒットさせるとその名のとおり相手の武器を飛ばし素手状態にできます。チャンスにはぜひ決めていきたいところ。